株式会社LIFULLは、決算の長期化や経理業務の属人化といった問題を抱えており、業務プロセスの「見える化」が急務でした。また、課題解決のためにシステムの導入も視野に入れるなど、積極的なIT投資も検討されていました。

案件概要

課題

・人員不足に伴う業務負荷の低減
・業務標準化による属人化の解消
・決算早期化に向けた課題の抽出
・経費精算業務の効率化

実施サービス

・主計業務サポート
・経理業務調査および抽出課題に対する改善提案
・経費精算システムの選定支援
・クロスボーダーM&Aのデューデリジェンスサポート及び買収後の支援

効果

・経費精算チェック業務の負荷軽減
・経理業務の「見える化」による課題の明確化
・決算早期化や業務標準化等の課題に対する改善アクションの明確化
・システム検討に向けた選定要件の明確化およびシステム機能の一覧化

・阿部 和彦様
　　執行役員 CFO グループ経営推進本部 本部長
・周佐 浩希様
　　グループ経営推進本部 経理グループ長兼連結開示グループ長

ご担当者の声

依頼背景

―阿部様

依頼当時はIFRSに変更した時期でもあり、IFRSに対する知見を有した特定の者に業務負荷が偏っていたため、人員補充の必要性を痛感していました。

業務負荷の偏りによる属人化の他にも、決算精度の向上や早期化等の課題も抱えており、それらの共通の解決策として考えていたのが、第三者のプロの目を借りながら業務を見える化することでした。
業務標準化、決算早期化ともに、見える化による問題点の特定と改善策の実行が最も効果的だと考えていたからです。

そこで、大手監査法人から紹介していただいたグローウィン・パートナーズ（以下GWP）に依頼をすることにしました。

第三者視点の見える化と、実務レベルの改善策

―周佐様

GWPは多様な会社のコンサルティングに携わってきただけあって、自分たちでは気付かなかった部分もアドバイスをいただけたのは良かったです。
目先の業務に追われる毎日だったため、俯瞰的・客観的な改善策を提案していただけるのは非常に価値がありました。
さらに、その提案内容も絵に描いた餅ではなく、実務に落とせるレベルの改善策のため、実行イメージも湧きやすかったです。

―阿部様

GWPは主計業務サポートで実際に当社の方針や経理業務を理解してくれていたからこそ、当社の実務に適した具体的な提案が多かったのだと感じています。
経費精算システムの提案もその一つで、現在選定途中ですが、当社の多様な要望に対しても、迅速かつ丁寧に対応いただいており大変助かっています。

経理実務は勿論、システムの導入からM&Aまでサポート

―周佐様

システムベンダーとの対応の際も、当社目線で話してくれたのは、経理担当として助かりました。社内にシステムのリプレイスのナレッジがなかったので心強かったです。

また、当社から相談しなくても、GWPから課題を発見し、改善策を能動的に提案していただけるのは依頼して良かった点です。
提案内容も経理実務の改善やシステムのリプレイス等、総合的にアプローチいただけるので安心感も大きいです。

―阿部様

アプローチの幅広さだと、別プロジェクトでM&Aのサポートも依頼しており、ストラクチャーのアドバイスから買収後のライセンス変更の手続きまでご支援いただきました。

納品物は勿論、改善提案のクオリティも高く、他社と比較しても、仕訳レベルの実務まで語れ、かつ企業としての規模感を担保している会社は他に無いと思います。何より、担当の方が相談しやすいのも特徴ではないでしょうか。

また、経費精算システムの選定でお伝えした通りですが、相談した内容への対応が迅速なのも信頼のおけるポイントの一つです。

今後の経理部の展望

―阿部様

形から入るのが全てではないですが、形すら構築できなければそこまでなので、まずはしっかり枠組みを作っていきたいと考えています。
ジョブローテーションの仕組みづくりや子会社への展開の際の運用フローの構築等、やるべきことはたくさんあります。

人は有限なので、自分の代わりとなる人材を生み出す仕組みづくりを常に念頭に置いて取り組んでいく必要があると思っています。

―周佐様

今まで人海戦術で乗り切ってきた部分が少なからずあるため、AI等システムをうまく活用していきたいと思っています。

GWPからはこのようなシステムを活用した提案もいただけるので、今後も様々なサポートを期待しています。