適時開示とは、金融商品取引所の適時開示規則に則り、上場会社が有する情報のうち投資家の判断に重大な影響を及ぼす情報をタイムリーに開示することをいう。
金融商品市場が機能を充分発揮するためには、すべての投資家に対して適切な投資判断材料が公平・公正に提供され、市場の公正性・健全性とそれに対する投資家の信頼が確保されている必要がある。
その担保となる具体的投資判断材料として金融商品取引法に基づく法定開示制度（有価証券届出書、有価証券報告書、四半期報告書等）があり、金融商品取引所における適時開示制度はそれを補完する形で設けられている。
尚一般にいわれるインサイダー取引とは、この適時開示規則等にあたる株価に影響を及ぼしうる情報がまだ公にされていない段階で、その情報に基づいて取引をすることを言う。