垂直型M&Aとは、製造・流通・販売というような商品やサービスを提供する流れのなかで、垂直的に企業を統合させるM&Aのこと。原材料の購入から生産、販売までを掌握することでコスト削減を図る方法。たとえば販売店であるコンビニが、生産工場や流通企業を買収するケースがこれに該当する。
消費者に近い企業を買収することを「川下への垂直型M&A」と呼び、消費者から遠い企業を買収することを「川上への垂直型M&A」と呼ぶ。
垂直型M&Aに対して、同一の業種・業態の企業同士による買収を水平型M&Aという。