M&A GLOSSARY

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パックマン・ディフェンス

区分:
英語:
Pack-man Defense

パックマン・ディフェンスとは、敵対的な買収から自社を守る防衛策のひとつ。
買収を仕掛けられた企業が、逆に買収を仕掛けた側の企業に対して買収を仕掛けることで買収を防ぐというもの。日本においては株式の4分の1を取得すると、買収を仕掛けている企業の決定権が失われることを利用した買収防衛策である。買収される側の企業に財務的な余裕がある場合にとられることが多い防衛策だが、必要な資金を借入や資産売却で調達した場合は逆にリスクが高くなってしまう。不要な買収に株主の賛同を得られないこともある上、買収する側が非上場企業や個人の場合は利用できないという欠点がある。
1980年ごろにアメリカで盛んに行われた手法で、当時アメリカで大ヒットしていたナムコ(現・バンダイナムコホールディングス)のTVゲーム「パックマン」から命名された。これは作中で敵キャラクターに追われるパックマンが、とあるアイテムを取得することで敵キャラを飲み込んでしまうことに由来している。

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